今年は小倉二千メートルで行われるこのレース。血統的に注目したいのがトニービンの血だ。昨夏に同舞台で行われた小倉記念でも①~③着馬はすべてそう。今回のメンバーでトニービンの血を引くのはアレグロモデラート、セントカメリア、フラーズダルムの3頭。中でもこの1頭ならフラーズダルムだ。
祖母の父がトニービンで、近親にはラブリーデイ、ボッケリーニの兄弟がいる血筋。ラブリーデイが13年小倉記念②着、ボッケリーニが21年小倉大賞典②着とこの2頭も重賞での好走歴があるから、小倉はマッチする血だ。
以前は追い込みが多かったが、3走前の新潟記念が逃げて0秒4差の⑥着。2走前の新潟牝馬Sも2番手追走から0秒3差④着と前めで競馬ができるようになってきたから、平坦小回りの小倉も難なくこなせるはず。前走のディセンバーSは直線で前が壁になり脚を余しての0秒4差⑥着。スムーズな競馬なら前進があっていい。
【京都11R・淀短距離S】 2、3歳時の4連勝を思えば少し物足りなさが残った昨シーズンのビッグシーザー。ただ、差し決着の中、逃げて⑤着に踏ん張った前走の京阪杯は見どころがあった。
父ビッグアーサーもデビューから5連勝のあとやや勝ち切れない時期があり、5歳の高松宮記念をレコードV。シーザーも古馬になり、ここからが本番。さらなる飛躍を期待する。
競馬好きの父親の影響もあり、子供のころから競馬中継を一緒に観戦。最初は父親が馬券を当てるともらえる臨時の小遣いが目当てだったが(ただし、父は穴党だったため、あまり的中した記憶はない……)、ある日、シンボリルドルフといういかにも強そうな名前の馬が、強く勝つ姿に魅入られたのが競馬ファンになったはじまり。
その後はテレビゲームの競馬ソフトにどっぷりハマり、今までに遊んできた競馬ゲームは数知れず。その時に競走馬の配合の奥深さを知り、血統に興味を持ったのが今の予想スタイルの根幹か。現在でもたまにゲームをたしなみ、好きだった競走馬の産駒を活躍させることが小さな喜び。
予想スタイルはもちろん“血統”。各馬の血統を分析。得手、不得手を見極め得意条件に出走する時に狙い撃ち! 好配当を目指します。