【阪神ジュベナイルF】ルシフェル魅力たっぷり

公開日:2023年12月5日 14:00 更新日:2023年12月5日 14:00

実績ある先輩たちと併せ馬

 ルシフェルに注目。

 母のアルアリングスターは米国産でBCジュベナイルフィリーズ②着の実績がある。父のハーツクライは現2歳がラストクロップ。こんな好素材はデビュー前から重賞クラスのドンフランキー、ヒンドゥタイムズを相手に併せ馬をこなすなど、陣営の期待の高さがうかがえた。

 初戦は追い上げ届かず②着だったが、2戦目には[7][2][1]から4馬身差をつけて初勝利を飾った。続く萩Sは5番手を追走して勝負どころでは仕掛けていき、直線で追われてグイグイと加速した。余力を残して1馬身半差をつけてゴールインだ。

 中間は短期放牧を挟んで調整。先々週、先週とCウッドでキラーアビリティとの併せ馬を消化してきた。先週はムルザバエルが手綱を取り、6F81秒3―37秒8、1F12秒5。

「1週前追い切りは前半から速いラップに。無理していませんが、いつでも動ける態勢でした。調整は順調ですよ」(斉藤崇師)

 ここ3走は中距離を使っていたが、今回は初めての千六となる。

「前走の千八でも少し忙しい印象でした。マイルへの対応が鍵になると思います。まだ集中してない面もあるけど、その中でも2勝している。まだまだ良くなる余地があるし、ここも含めて先々が楽しみな馬ですよ」

 重賞で常連の先輩たちの胸を借りて、しっかりと鍛えられてきた。母にビッグタイトルを贈ることができるか。

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