【京都2歳S】「気持ちのコントロールができない」中でも札幌2歳Sで③着 素質は高いギャンブルルーム

公開日:2023年11月23日 14:00 更新日:2023年11月23日 14:00

 今春にグランドオープンした京都競馬場。早くも年最後の開催週となった。土日の2重賞で2023年の幕を閉じる。

 土曜は2歳GⅢの京都2歳S。前3年の阪神開催から久々に京都芝二千㍍で行われる。

 注目の一頭なら、キズナ産駒のギャンブルルームだ。6月阪神のデビューで千八芝で5馬身差をつけて勝利。次走は北へと遠征し、札幌2歳Sで③着に入った。

「前走は装鞍所の時点で妙なテンションになってしまって。うるさくて4人がかりで装鞍したくらいなんですよ。競馬もどこでハミを取っていいのか分からない、という感じで。気持ちのコントロールができていなかったですね」

 大久保師もこう振り返る競馬。若さを存分に出した中で、最後は脚を伸ばしての③着だから秘めたポテンシャルは高い。

「ダイナミックに動けて、馬体も含めて申し分ないので、いかに平常心で楽に追走できるかですね。いいものは間違いなくありますから」

 新馬勝ちから札幌2歳Sへ挑戦。続けて馬券圏にきた馬は3頭いて、15年アドマイヤエイカン(①①→③着)、18年クラージュゲリエ(①③→①着)、20年バスラットレオン(①③→⑥着)だった。バスラットに限れば、その後の活躍路線からもマイル型だったことは明らか。

 長手の体形からギャンブルは好走していい番だが。果たして──。なお、騎乗予定のムーアが落馬負傷の影響で鞍上は団野となった。

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