【札幌記念】シャフリヤール新コンビ横山武の〝テーマ〟をクリア
公開日:2023年8月16日 14:00 更新日:2023年8月16日 14:00
1F11秒6で半馬身先着
ドバイシーマクラシック⑤着後はノーザンファームしがらきに放牧。函館競馬場には7月20日に入厩し、調整を開始した。
当初は馬場入りから尻っぱねをするなど、若干テンションが高い面が見られたが、「いつものこと」と藤原助手。すぐに環境に慣れて落ち着き、順調にメニューを消化してきた。
1週前は初コンビを組む横山武が駆けつけて芝コースへ。3頭併せの真ん中を突き抜けて5F64秒1―36秒2、1F11秒5を強めに追われたが、鞍上は「まだ把握し切れていませんが、もう一段階、(ギアを)隠している感じ。もう少し沈んだところで走れそう」とやや辛口。ただ、それは期待の高さでもある。
それだけに注目された最終追い切りは再び横山武を背に芝コースへ。
大きく先行する3歳未勝利馬を目標に行きっぷりは良好。直線で内めに進路を取り、1F過ぎでもまだ2馬身差ほど。追いつかないかと思われたが、ムチを入れられると即座に反応。ゴールではきっちり半馬身かわして5F66秒0―37秒2、1F11秒6でフィニッシュした。馬体の張り、反応から態勢はきっちり整ったと見ていい。
○…先週に引き続きケイコをつけた横山武にとって、今週のテーマは「抜け出してから遊ぶ面があるので、早めに抜け出さずに、ムチを入れての反応を確かめる」ことだったそう。結果は「いいタイミングで抜け出せたし、反応も鋭かったですよ。素軽さも出て動きは良かった」と合格ジャッジをつけた。好感触を得て、レースへ向かえそうだ。