【クイーンS】ミスニューヨーク四肢がよく伸びた抜群の動きでA評価

公開日:2023年7月26日 14:00 更新日:2023年7月26日 14:00

 ミスニューヨークは栗東で坂路、コースで入念に乗り込んで、21日に函館入り。けさは長岡を背に角馬場で入念にウオーミングアップしてからウッドへ。テンから小気味いいラップを刻み、直線でもその勢いは衰えずの5F66秒7―38秒2、1F12秒2。四肢がよく伸びており、3カ月ぶりでも割り引く必要はない。

 ドゥーラは先週、芝コースで斉藤を乗せて5F62秒6―35秒9、1F11秒4の猛時計をマークしている。けさはウッドで上がり重点。終始、リズムのいい走りで4F56秒3―40秒0、1F12秒3。しまいの反応は素晴らしく、上がってきた時の息の入りもいい。仕上がりは万全だ。

 ライトクオンタムは山元トレセンから7月12日に直接、函館競馬場へ。入厩当初はまだ息遣いが荒かったが、調教を進めるにつれて良化。けさはほぼ仕上がったからとの判断で単走。420キロ台と小柄な体つきを感じさせない大きなフットワークで駆け抜けて5F66秒3―38秒3、1F12秒5。馬場の荒れた時間帯を考えれば、数字も上々。巻き返しの態勢はしっかり整ったとみていい。

 ルビーカサブランカは函館記念②着激走の後でも疲れはなさそう。角馬場での歩様に硬さはなく、柔らか味がある。間隔が詰まっているので、馬の気任せのウッド5F72秒0-41秒3、1F13秒6と時計は控えめ。それでも、馬体に細化はなくむしろボリュームアップした感じも。さらに上向きの気配だ。

 札幌では有馬記念④着馬イズジョーノキセキが芝で上がり重点の3F39秒6―11秒9をマーク。「今回は転厩初戦。どんな感じか手探りではありますが、雰囲気は悪くないですよ」とは中村師。馬体に太め感はなく、キビキビした動きには好感が持てる。

 ジネストラは芝コースで単走。5F67秒6―37秒0、1F11秒8で軽快に駆け抜けた。先週末に美浦からの輸送も無事にクリアして、馬に活気を感じる。

 コスタボニータも芝で5F67秒4―37秒5。初めての洋芝でもグリップの利いた走りで調子の良さがうかがえる。

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