【オークス】ゴールデンハインド一発ある
公開日:2023年5月18日 14:00 更新日:2023年5月18日 14:00
父譲りのスタミナで距離OK
トライアルの勝ち馬ゴールデンハインドに穴ムードが漂う。
桜の女王リバティアイランドを脅かす存在が出てくるかが焦点だった前走のフローラS。フラワーC④着から臨んだゴールデンは7番人気の伏兵にすぎなかった。
レースでは好スタートからハナを切り、前半5F60秒8のマイペース。そのまま後続の追撃を1馬身4分の1差振り切って、重賞初制覇を果たした。
勝ちタイム1分58秒9は20年にウインマリリン(オークス②着)がマークした1分58秒7のレースレコードに次ぐ好記録。これを自分で競馬をつくってマークしたのだから、本番でも面白い。
中3週での臨戦になるが、この中間も元気いっぱいだ。
5月7日に坂路56秒4のレース後初時計をマークすると、1週前は3頭併せで最先着のウッド6F82秒7―37秒6。今週は僚馬を追い掛けて外に併せて、6F82秒1―37秒7、1F11秒6をマークした。
「先週は後ろから来るのを待って寄せ付けなかったし、今週は追い掛けて直線で並びにいっていい動き。元気いっぱいだなと思いました」
2週連続で追い切りにまたがった菅原明の表情も明るかった。
今回は2F延長して初めての二千四百メートル。未知の距離ではあるが、2年前の勝ち馬ユーバーレーベンと同じゴールドシップ産駒。
「血統背景から二千四百メートルでも十分やれると思います。相手は強くなりますが、自分の競馬ができれば」と武市師も期待を持って送り込む。
父譲りのスタミナで、アッと言わせるシーンがあるかもしれない。