【天皇賞・春】アスクビクターモア反撃態勢
公開日:2023年4月25日 14:00 更新日:2023年4月25日 14:00
横山武を直撃
日経賞で出遅れて⑨着に敗れたアスクビクターモア。注目の初対決は予想外の結果に。すると、陣営がすぐに動いた。それは横山武への乗り替わりだ。リセットして悪い流れを断ち切ることができるか――。1週前追い切りを終えた新パートナーに聞いた。
◇ ◇ ◇
――初めてまたがった感触は。
横山武騎手 「常歩の段階からやっぱりGⅠ馬だなと感じました。柔軟性がとにかくすごいです。予定してたより少し時計が速くなってしまって、折り合い面がかなり難しいなと。それだけパワーがあるということだし、この時計を出しても終わった後の息の入りはさすがでしたね」
――これまでも素晴らしい馬に乗り、それらと比べても遜色ないですか。
「今まで乗ってきたタイプとはまた違ったいい馬かなと思います。もちろん似た馬はいますけど、初めてに近いですね」
――長距離適性は感じられましたか。
「そうですね。噛みますけど、すごく体力があると感じました。タイトルホルダーとはまた違ったタイプだと思います」
――具体的には。
「戦法は一緒ですけど、ひと言でいうと走り方ですね。真逆と言ってもいいくらい。もちろんどちらもいい馬ですけどね。ただ、武器が違うなと思います。タイトルホルダーは小脚を使えるタイプで、こちらは大きく走れるイメージです」
◇ ◇ ◇
ウッドで5F64秒7―36秒4、1F11秒5。今回は初めてリードホースをつけ、併せ馬に近い形式で行った。外に進路を取り、ダイナミックな走りで駆け抜けて反撃態勢を整えつつある。