【皐月賞】近年好相性の共同通信杯組が中心も大混戦ムード
公開日:2023年4月10日 14:00 更新日:2023年4月10日 14:00
11年ぶりにGⅠ馬不在
桜花賞が終われば次は牡馬の戦い。日曜中山では牡馬クラシックの1冠目となるGⅠ皐月賞が行われる。今年は11年ぶりにGⅠ馬が不在で混戦ムード。前回の12年はゴールドシップが2馬身半差で圧勝。ここでの勝利をきっかけに大きく飛躍した。今年、頭ひとつ抜けるのは――。
そのゴールドシップは共同通信杯勝ちから本番を制している。共同通信杯組は前10年で本番を5勝。近年はトライアル組を上回る活躍ぶりだ。
今年もなかなかのハイレベル。勝ったのはファントムシーフ。2番手追走から直線半ばで抜け出し、これで4戦3勝。GⅠホープフルSも0秒2差④着だから、世代トップクラスなのは間違いない。
④着馬タスティエーラは、直後にトライアルの弥生賞ディープインパクト記念を勝った。レース歴代3位となる2分0秒4で押し切っている。さらに、②着馬のタッチウッドは、掛かり気味にハナを切りながら②着を確保した。キャリア2戦ながら性能は高い。ひとまず、共同通信杯出走組が中心となるか。
他の組ではベラジオオペラがデビューから千八を3連勝でスプリングSを制した。3勝いずれも違う競馬場、違う流れに対応できるあたりがハイセンス。本番でも怖い1頭となってくる。
さらに京成杯を制したソールオリエンス、きさらぎ賞勝ちのフリームファクシ。重賞で3戦連続②着のトップナイフや、若葉S勝ち馬のショウナンバシットなど、実力拮抗の好メンバーが揃う。