木津突撃馬券

【木津の土曜競馬コラム・チューリップ賞】

公開日:2023年3月3日 17:00 更新日:2023年3月3日 17:00

仕上がり万全

 以前、金成調教師と雑談をしているときに、ポロリとこんな言葉が出たことがあります。

「こっちは四六時中、レースや馬のことを考えているからね」

 送り出す管理馬が、どうすればベストパフォーマンスを出せるかを常に気にかけているということを示しています。

 チューリップ賞に出走…

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3月4日(土)阪神競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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