【チューリップ賞】ペリファーニア1F11秒2で前走以上

公開日:2023年3月1日 14:00 更新日:2023年3月1日 14:00

 関東馬ペリファーニアは新馬戦を圧勝後、放牧でリセット。「レースで外傷したが大事には至らず。牧場、美浦で順調に乗り込んでいる」とは鹿戸師だ。1週前のウッド3頭併せは折り合い重視で最後方から運び、直線はインから1F11秒7で鋭い伸びを見せた。日曜の坂路でも1F11秒2をマークしている。直前は輸送を控えており、ウッド単走で6F85秒6―38秒4、1F11秒2。前脚を大きく伸ばすダイナミックなフットワークで、とにかくしまいの切れがいい。前走以上の気配だ。

 ルミノメテオールは中間、在厩でじっくり調整。先週は坂路で古馬オープンのプリマジアを1秒以上追走して1馬身先着の4F52秒7―12秒0。その時点でほぼ態勢が整っているからだろう、今週はしまい重点。それでも馬なりながら格上馬を終始手応えで勝り、4F54秒9―12秒3で併入のフィニッシュだった。脚取りは軽快で久々を感じさせない。3連勝で重賞初制覇の期待をかけられる仕上がりになっている。

 栗東では阪神ジュベナイルF⑥着のドゥーラがいい。放牧から2月8日に帰厩。その2日後には坂路4F54秒8を出して翌週は55秒8。そして先週22日にはCウッドで7F95秒4―36秒9、1F11秒7と負荷を強めていた。今週は坂路4F54秒4、ラスト2F24秒9―12秒2。活気ある動きで、伸び、軽快さがあるいいフットワークが光った。これでもまだまだ手応えには余裕があった。高橋康師は「ここまで順調。今は精神的にも落ち着きがあるからね。前走は外枠でゲート後手。ここでどういうレースをするか楽しみ」と。

 栗東へ入厩しているキタウイングはCウッドで6F86秒4―40秒3、1F12秒4。ゆったり入って楽に流したままフィニッシュ。いい意味で余裕を感じさせた動きで落ち着きがあるのもいい。小島茂師は「前回はうまく末脚を生かすことができていた。ここも本番につながる競馬を」と。

 紅梅S②着のバースクライは先週、Cウッドで5F66秒3、ラスト1F11秒1といい瞬発力を披露。今週も切れ味は◎だった。半マイル54秒1でラスト1Fは11秒0! 少し頭の高いフォームでも回転の速いフットワークでキビキビした動きが目立つ。追えばまだ時計は出ていた印象で、好調をアピールした。

 レミージュは坂路で4F53秒8。1週前にやっている分、型通りに馬なりもラスト1Fは12秒6の数字以上に伸びがあった。松永幹師は「きょうはジョッキーに感触を確かめてもらう感じで。ラストまで楽に上がってきましたし、順調にきました。あとは当日のテンションだけ。落ち着いていれば」と前向きだった。

 アリスヴェリテは坂路4F53秒8、ラスト2F24秒6―12秒3。この時計は馬場開門から時間の経過した後半でのものだから優秀。しっかりやってきたところに好感が持てると同時に、“トライアル勝負”も意識させた。

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