今年の川田の本当に凄いところは
公開日:2023年1月19日 14:00 更新日:2023年1月19日 14:00
騎手大賞に10勝一番乗りだけじゃない
昨年、143勝を挙げて、デビュー以来初のリーディングを獲得した川田。最多勝に加えて、最高勝率、最多賞金獲得の計3部門を受賞したことで、史上4人目の騎手大賞受賞も決まった。
騎手大賞の受賞者は87年、91年の岡部幸雄氏、97年から00年、02年から06年の武豊、18年のルメールに次ぐもので、本格的な“川田時代到来”を思わせる。
今年も先週日曜の中京5R3歳未勝利戦をシャザーンで制し、開催6日間にして早くも10勝一番乗りを果たした。
そんな川田だが、今年の成績はとにかく凄い。ここまで33鞍に騎乗して〈101139〉。勝率・303、連対率・636、③着内率・727。10回乗って3回勝ち、3回に2回は②着以内、4回に3回は馬券に。乱暴に言ってしまえばそんな感じである。
特に成績がいいのが芝二千、ダート千八(すべて中京)。芝二千は〈4201〉で、ダート千八は〈2411〉。この条件では逆らわない方がよさそう。
難点は騎乗する馬の大半が上位人気で、半数の15鞍が1番人気。一見、馬券では儲からないようにも思えるが……。
実は単勝回収値は117円、複勝では112円。だから、今年の川田は例年以上に凄いのだ。