【東海S】サンライズウルス重賞取り

公開日:2023年1月17日 14:00 更新日:2023年1月17日 14:00

岩田望とのコンビで再び

 岩田望サンライズウルスが好ムードだ。

 昨年、岩田望は103勝を挙げて、リーディング6位。デビューした2019年は37勝、20年は76勝、21年は88勝と上昇カーブを描き、100勝の大台を突破した。

 ロータスランドの京都牝馬Sで初めてタイトルを獲得すると、アスクワイルドモアで京都新聞杯も。重賞でも存在感をアピールして、今年のさらなる飛躍に期待を抱かせた。実際、初っパナの京都金杯をイルーシヴパンサーで差し切り、好発進を決めている。

 ウルスとは昨秋の太秦Sで初めてコンビを組んだ。1角で狭くなり、後方からになったが、最速の末脚で②着まで追い上げてきた。続く福島民友Cは横山和が乗り、惜しい鼻差②着。そして前走のベテルギウスSで再び手綱を取ることに。

 スタートはもうひとつだったものの、リズム良く中団の内を走らせ、直線で追い出されると、縫うように伸びた。外から強襲したフィロロッソを頭差で抑え、先頭フィニッシュ。能力をフルに引き出した。

 レース後も元気いっぱい。年明け8日に坂路4F54秒4―12秒9をマークすると、12日にも余力たっぷりに54秒3―12秒6で駆け上がっている。

 これまでは2、3戦で放牧がパターンで、4戦続けて走るのは初めてのこと。それだけ馬が充実したのは間違いない。

「前走はコーナリングがスムーズでない中、直線の脚はしっかり。使うたびにいい経験がつめています。寒い時季で体がボテッとして、冬毛が伸びてるけど、調整は問題ありません。左回りの方がコーナーでスピードが落ちない分、上手に走れそう。重賞で相手が強くなるけど、いい競馬ができれば」(安田翔師)

 波に乗る若武者の手綱さばきで、どのような走りを見せるか。

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