夫13勝、妻2勝だがH・ドイルにあって、T・マーカンドにないものとは
公開日:2022年12月15日 14:00 更新日:2022年12月15日 14:03
短期免許で騎乗しているマーカンドとH・ドイルは珍しい夫婦でともに一流ジョッキー。マーカンドは先週までの7週間で13勝を挙げ、毎週、勝ち鞍を積み重ねている。
一方、H・ドイルはまだ2勝とやや苦戦しているものの、迫力たっぷりの追い方は日本の女性ジョッキーには見られないもので、存在感は十分。
マーカンドは有馬記念で菊花賞③着馬ジャスティンパレスの騎乗も決まり、もちろん、今週も有力馬が集まっている。
ここまでの実績では夫であるマーカンドの方が上だが……。
実はH・ドイルにあって、マーカンドにはまだないものがある。それは特別レースの勝利だ。
H・ドイルは4日の市川Sで8番人気のピュアジャッジに騎乗。超ハイペースの2番手から3角先頭。豪快に追って、そのまま持たせ、来日2勝目が特別戦初勝利となった。
一方、マーカンドはというと13勝のすべてが平場で、特別戦(重賞も含む)は〈0 5 6 22〉。それどころか、2勝クラス以上のレースでは一度も勝っていないのは何とも不思議だ。
今週は日曜メインのディセンバーSで、1番人気必至のキングストンボーイとコンビを組む。一気に特別戦どころか、メインレース初勝利となるか……。