木津の見解

【函館本紙・木津の日曜函館11R】

公開日:2022年7月9日 17:00 更新日:2022年7月9日 17:00

富里特別を差し切り

「新潟は嫌な予感が当たっちゃったよ」と苦笑いするのは◎レインカルナティオの千葉厩務員だ。

 前走の前に「少頭数で広々とした新潟。ヨーイドンの勝負にならなければいいんだけど……」と話していたが、その懸念が的中。メンバー中、随一の上がりを駆使しながらも⑥着まで追い上げるのが精いっぱ…

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7月10日(日)函館競馬場

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木津信之

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「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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