木津突撃馬券

【函館本紙・木津の土曜函館11R】

公開日:2021年7月30日 17:00 更新日:2021年7月30日 17:00

3走前は昇級初戦から②着に好走

「ええと思ったんやけどな。さすがに他の馬の動きまでは読めんわ」

 そう苦笑いするのは◎ルビーカサブランカを担当する今浪厩務員だ。

 嘆くのも無理はない。

 前走、ゲートで暴れた馬の動きを気にして自身が出負け。流れに乗り切れなかったからだ。

 そんな不利な流れの中で、最後…

会員限定コンテンツです。
競馬有料会員に登録するとご覧いただけます。

木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

著者詳細、記事一覧へ

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間