【ヴィクトリアマイル】モリアーナ大願成就だ
公開日:2024年5月9日 14:00 更新日:2024年5月9日 14:00
「一番パフォーマンスを発揮」(武藤師)
GⅠ初制覇を狙うモリアーナに注目だ。
昨秋は紫苑Sを鮮やかに差し切って重賞初V。しかし、続く秋華賞では0秒6差⑤着までと、GⅠタイトルには手が届かなかった。
今年はアメリカJCCから始動。初めての古馬相手が混合のGⅡだから決して楽なシチュエーションではなかったが、0秒2差④着に善戦。その後は大阪杯を目指していたものの除外になり、翌週の阪神牝馬Sにスライドした。
レースではゴール前で追い込んだが、マスクトディーヴァの0秒3差③着まで。武藤師はこう振り返る。
「かなりペースが遅くて後ろから2番手だった時点で厳しいと思った。それでも上がり32秒台を使って③着だから、内容的には満足しているよ」
その後は在厩で調整されて、ここ目標に順調そのもの。1週前はウッドで6F80秒7―36秒6、1F11秒3としっかり負荷をかけられた。
直前は上がり重点で5F69秒4―37秒8。道中の折り合いはピタリとついて、馬なりでラスト1F11秒4をマークした。
パンプアップされた筋肉質な体つきで、毛ヅヤの良さも目を引く。
「あまり速くならないよう気をつけて乗ってもらい、69秒台に抑えていい動きだったね」
今回はNHKマイルC⑥着以来の東京千六になるが、「左回りの方が折り合えるし、一番パフォーマンスを発揮できる舞台。射程圏で直線を迎えられれば、何とかなるかな」と。
ここ目標に万全の仕上がりに加えて、条件もベスト。大ベテラン横山典のエスコートで大金星を狙う。