【ヴィクトリアマイル】単勝2倍台の2頭ナミュール、マスクトディーヴァの敗因は何か

公開日:2024年5月13日 14:00 更新日:2024年5月13日 14:00

 波乱の裏には、必ず人気馬の負けが表裏一体としてあるもの。今回でいえば、単勝2倍台のマスクトディーヴァ、ナミュールが③⑧着に敗れたことが要因だ。

 マスクトは課題とされていた発馬は決めることができていた。好位の7番手で手応え良く運んだが、モレイラが「残念ながら周りの馬の動きによってスムーズな競馬ができなかった」と話した通り。残り300メートルあたりで前が狭くなり、一度、手綱を引く競馬に。一番、加速したいところで痛恨のブレーキだ。むしろ、そこから進路を探して再度、内から伸びたが③着までが精いっぱい。不完全燃焼だった。

 ⑥着だった2走前の東京新聞杯に続いて、“鬼門”の東京コースとなってしまった。

 ナミュールは逆に出遅れた。発馬を決めてから下げたのが勝ったマイルCSだったが、テンからブービー位置での立ち回り。道中には少し力みもあったか。使った上がり3F33秒8の脚は、昨秋に勝った富士Sと同じで当時は8番手。勝ったテンハッピーローズが33秒9で上がっているから、速い上がりを求められる府中では完全に“射程圏外”の競馬となった。

 武豊が「切れる脚を出せなかった。最後までジリジリでした」と話したあたりに、完全テン乗りの難しさもあったのかもしれない。

 負ければ出るのが敗因だが、戦前に見抜くのは難しい。ただし、この人気2頭はノーストレスで走れた勝ち馬とは対照的だった。やはり、すべてが噛み合わないとGⅠは勝ち切れないことを物語る結果となった。

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