【セントウルS】春よりもパワーアップ ミスターメロディ好発進だ

公開日:2019年9月3日 17:00 更新日:2019年9月3日 17:00

 春の高松宮記念でGⅠウイナーに輝いたミスターメロディが、秋はセントウルSから始動する。

 昨年、3歳春にはダートでの勝ち上がりから臨んだファルコンSで重賞初制覇。続くGⅠ初挑戦のNHKマイルCは0秒2差④着だった。

 後半戦はオーロC⑤着→阪神C②着。今年も初戦の阪急杯は4角の接触が響いた様子で⑦着に敗退……。

 ところが、春のスプリント王決定戦ではガラリ一変の走りを見せた。

 2枠3番からスタートを決めて、手応え良く4~5番手を追走した。そのまま4角を回り、満を持して直線へ。

 インを突いて、福永が追い出すと、それに応えて伸びた。残り1Fすぎで押し切りを図ったセイウンコウセイを捕らえ、内ラチ沿いから迫るショウナンアンセムも退けて先頭フィニッシュだ。

 田代助手は「好位につけて上手に運び、反応良く抜け出してきたね。うん、いいレースだった」と振り返る。

 その後はリフレッシュ放牧へ。充電を完了して8月7日に帰厩し、コース、坂路を併用して乗り込みは入念だ。

 先週水曜は福永騎乗で、いっぱいに追われてCウッド4F51秒7―36秒4、1F11秒7。重い馬場をモノともせず、力強い動きを見せている。

「いい休養になったよ。以前よりどっしりした感じが出てる。ジョッキーも“パワーアップしてる”とのこと。GⅠ馬の雰囲気が出てきたかな」

 もちろん、この後は9月29日、中山のスプリンターズSを予定。まずは前哨戦をきっちり制し、勢いをつけて春秋の統一を目指す。

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