【阿蘇S】種子骨骨折から重賞ウイナーへ──。モックモックが秋への弾みをつける

公開日:2026年7月8日 12:00 更新日:2026年7月8日 12:00

種子骨骨折に深管の剥離骨折で2年以上も休養

 秋の重賞取りへ。モックモックが〝ナツコク〟で弾みをつける。

 今週の日曜小倉のメインレースは、ダート千七の阿蘇S.。そこへ川田との新コンビで挑むのがこの馬だ。紆余曲折がありながら、再起の道をしっかりと歩んでいる。

 一時は活躍の道を閉ざされかけた一頭だ。デビュー2連勝から3歳初戦のダートの登竜門・伏竜Sで②着。将来を嘱望されていたが、サラブレッドとしては致命傷となりかねない左後肢の種子骨骨折を発症した。競走能力喪失(能失)の可能性がごくごく高い疾病を克服して、1年5カ月後の4歳夏に復帰を果たしている。ただし、負担は逆の脚にもかかるもの。1走したが、今度は右前肢深管に剥離骨折が判明。今後は8カ月の戦線離脱をしている。

「気持ちの乗りがどうかなと思った前走よりもグッと入っていい感じ」(寺島調教師)

 普通なら引退もありえる形だが、5歳春の再再度の復帰から順調に使えているから、競走馬としてのたくましさがある一頭だ。同年秋の出石特別の連対から②②①①着で再度のオープン入り。この6歳シーズンはレグルスS③着、初重賞となったGⅢアンタレスSの②着連対から三宮Sも③着と好走を続けている。

「ここで何とか秋に向けて弾みをつけたいですね。脚元は何も問題なく、気持ちの乗りがどうかなと思った前走よりもグッと入っていい感じですよ。具合はいいので、勝って賞金を加算したいですね」

 管理する寺島師も力が入っている。

 厩舎のひとつ上の先輩馬キングズソードは、2年前にこのレースを勝ち、その後、JBCクラシック、帝王賞と制した。厩舎にはゲンのいいレースだから、モックモックもここで重賞制覇への足がかりをつくっていい。

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