レガレイラ
1週前追い切りではまだ良化の余地を残していたが、このひと追いで変わった。
今週はいつも通り、3頭併せの真ん中で5F66秒3―37秒0。直線は追い出しを待ってからゴーサインが出ると即座に反応。そこからが圧巻だ。回転力が上がって力強く迫力のある走りに。1F11秒2で外に併入、内に2馬身先着した。
時計自体は先週とほぼ同じでも、内容は雲泥の差。さらに、ゴールを過ぎてからも緩めることなく追われて最後まで“攻め”の姿勢を貫いた。
1年前よりも段違いにボリュームがあって、それでいて馬体に張りも出てきた。連覇へ万全の態勢で臨める。
メイショウタバル
天皇賞を使って上昇ムードだ。1週前の併走追いでは3馬身先着。6Fも80秒割れの79秒8で、この馬としては落ち着きも。そして、今週は単走でCウッド6F85秒8―37秒4、1F11秒3。気持ちのコントロールが前走以上に利いていたのが何よりだろう。馬体のツヤも十分で、バランスもいい。心身ともに悔いのない仕上げができた。
ミュージアムマイル
天皇賞②着後は放牧。10日に坂路で4F53秒5をマークすると、先週水曜はCウッドでC・デムーロを背に6F78秒5の自己ベストをたたき出した。最終追い切りは坂路で併せ馬。無理に追ったところはなかったが、首先着の4F55秒5、上がり2F25秒9―12秒5。雨で馬場が悪化した中でも重心がぶれず、しっかりと動けていた。
ジャスティンパレス
6歳でもとにかく活気がある。1週前はCウッドで1F11秒5。そして今週は11秒8と馬場状態が悪い中でもしっかりグリップが利いてパワフルさを感じさせる脚さばきだった。見た目の姿も若々しく、毛ヅヤも◎。今回がラストランの大一番で、それにふさわしい気配といえよう。
タスティエーラ
ウッド3頭併せで6F80秒9―35秒6。道中は最後方から直線で内へ。楽な手応えのまま最先着した。推進力のある走りで動きも素軽く余力残しで好時計をマーク。「体を併せてからガツンとハミを取って、みずから進んで行った」と堀師で、ラストランに向けてきっちり仕上がった印象だ。
結論
さすがはグランプリホース。◎レガレイラは最終追い切りで格段に良化した。僚馬を前後に置きながらも折り合いはスムーズ。軽く促されると力強く加速して1F11秒2だ。シャープさに加えて迫力も満点。文句なしの仕上がりといっていい。
① エキサイトバイオ
△② シンエンペラー
注③ ジャスティンパレス
▲④ ミュージアムマイル
◎⑤ レガレイラ
○⑥ メイショウタバル
△⑦ サンライズジパング
⑧ シュヴァリエローズ
△⑨ ダノンデサイル
⑩ コスモキュランダ
⑪ ミステリーウェイ
△⑫ マイネルエンペラー
⑬ アドマイヤテラ
⑭ アラタ
⑮ エルトンバローズ
△⑯ タスティエーラ


























