【秋華賞】カムニャック坂路で流しただけでも伝わってくるデキの良さ
公開日:2025年10月15日 14:00 更新日:2025年10月15日 14:00
秋初戦のローズSを快勝した後は在厩で調整。そのローズSは速い時計の決着だったが、ダメージ、反動は見られない。
前2週はCウッドでしっかり乗り込まれて、先週は1F11秒2。さらに12日には坂路4F53秒2と、意欲的な攻め馬を消化している。
レース当週の坂路調整はオークス、ローズSなど当時と同じで、今週は4F53秒4、ラスト2F24秒6―12秒3。オーバーワークを避けるようにサラッと流しただけでも自然とこれだけの時計になるところが、この馬のエンジンの凄さなのだろう。脚取りにはスピード感、そして力強さもある理想的なもの。
「先週までで体はできたので、直前は息を整える程度。まっすぐ気持ちよさそうに走れていたし、息の入りも良かったです。もともと使いつつ良くなる馬で、明らかに動きは良くなっていますよ」(友道師)
馬体のバランス、張りも素晴らしく、まさにこれぞ、名門・友道厩舎らしいGⅠ仕様の仕上げ――。2冠達成へやることはすべてやった印象だ。