秋のGⅠシリーズが始まれば、あっという間に年末になる。例年であれば12月28日~1月1日が束の間の冬休みだが、今年は休めそうにない。
来年の開催日程によれば、東西金杯は1月5日ではなく4日となっている。これが厄介。出馬投票は前々日の2日だが、この日が仕事始め。担当18厩舎の取材を終わらせるのはまず不可能だろう。
そうなると12月30、31日にトレセンに出向き取材を行うほかない。レジャー産業だから仕方ないとはいえ、大みそかまで仕事となると……。今から年末が怖い。
【京都11R・オパールS】 メイショウソラフネで穴狙い。
前走のCBC賞は⑨着でも力は示していた。ゲートで半馬身遅れて道中は11番手。前半3F通過が34秒0と遅く、さらに4角では6~7頭分、外を回って進出。何もかもがこの馬に向いていなかった。それでも直線では脚を使って上がり3Fは33秒3をマーク。先週のGⅠスプリンターズSで②着と健闘したジューンブレアと0秒4差だから悲観する必要はない。
放牧で立て直した今回はさらに動ける。
2週前の坂路で、その日の最速タイとなるラスト1F11秒7を持ったままマークすれば、先週の坂路では4F52秒4の好時計。そして直前はCウッドで6F78秒2の自己ベストと、攻めに攻めてきた。仕上がりは明らかに前走以上だ。
当該舞台は②⑧②①⑤着と好相性なら、一発の可能性は十分。狙って面白い。
“期待値が最も高いのはワイドだ”という持論のもと、人気サイドと中穴を絡めたワイド一点勝負を得意とするレース部の最年少。22年春から栗東で取材に励んでいる。一点勝負で磨いた感性と、変幻自在の組み合わせで一獲千金を狙う。