ウインモナークは血統面で不安材料がある。
ビッグアーサー産駒は洋芝(札幌、函館)千二のオープン特別、重賞で〈1・0・3・8〉。勝ったのは22年函館2歳Sのブトンドールだから、3歳以上では連対がない。昨24年のこのレースもビッグシーザーが1番人気に推されながら⑥着だった。
データから“頭”まではどうか。押さえ△。
また、ツインクルトーズは全4勝が中2週以内でのもの。対して、新馬戦を含めてレース間隔が2カ月以上あいた時は〈0・2・0・5〉。本質的には間隔を詰めて使った方がいいタイプだ。
前走⑤着から2カ月あいた今回、大幅な前進は期待しづらい。こちらも△評価にとどめる。
◎マイネルレノンはオープン昇格後の前2戦で⑦③着。前走は頭を下げたタイミングでゲートがあいて出遅れ。リカバリーに脚を使った分、タメが利かなかった。3戦目でさらに前進あるのみ。
【福島11R・バーデンバーデンC】 ルカランフィーストは12頭立て以上で⑬⑧⑫⑤着。脚質から小回りで多頭数の競馬に不安が残る。ここは押さえ△評価まで。
本命はキュクヌス。前走⑧着は好スタートからハナを切ったが、緩みない流れで先行勢に厳しい展開がこたえたもの。巻き返しに期待する。
入社13年目で普段は編集業務に携わりながら、時に外国馬取材のため競馬場へ通うことも。
競馬との出合いは小学3~4年生のころ、家族と中山競馬場に行ったのが運の尽き(?)。見事にドはまりして現在に至る。週末特別版にてコラム「人気馬を斬る」、関東ローカルでは本紙を担当しています。
記憶に残るレースは2008年の天皇賞・秋と10年のスプリンターズS。前者はウオッカ、ダイワスカーレットによる2センチ差の名勝負を現地で観戦できて今でもいい思い出に。一方、後者は水~金曜まで取材してきた香港馬ウルトラファンタジーに本命を打たず勝たれた悔しさから。
競馬以外では熱狂的な氷室京介ファン。この原稿も自宅でヒムロックを聴きながら書いているくらい、いまだに卒業できません。「ANGEL」や「KISS ME」、バラードなら……あ、スペースがなくなった。