【2025年にデビューする新種牡馬紹介】⑧マテラスカイ 重賞2勝はともに日本レコードのダートの快速馬
公開日:2025年6月26日 14:00 更新日:2025年6月26日 14:00
22年種付け頭数128頭
【現役時代成績】
36戦7勝②着9回(日、UAE、サウジ)。
●主な勝ち鞍 プロキオンS(18年GⅢ千四百㍍ダ)、クラスターC(20年JPnⅢ千二百㍍ダ)
産駒はわずか3世代も地方では初年度産駒がすでに勝ち上がり
スペイツタウン産駒の米国産馬で、15年の米国キーンランド・セプテンバーセールで35万ドルで落札された。
デビューから2戦目に初勝利を挙げたものの、その後はなかなか勝ち切れず本格化したのは古馬になってから。4歳7月のプロキオンSを千四1分20秒3の日本レコードで逃げ切った。
その後もJBCスプリント②着、ドバイゴールデンシャヒーン②着など、勝ててはいないものの、国内外のGⅠで惜しい競馬を繰り返し、重賞2勝目のとなった6歳のクラスターCが千二1分8秒5のまたしても日本レコード。生涯で重賞は2勝のみだが、米国産馬らしいスピード能力を感じさせるものだった。
産駒も本馬同様にスピード型。ダートの短距離が主戦場となるだろうが、配合次第では芝の短いところをこなす馬も出てくるか。5月14日に門別で行われたフレッシュチャレンジ競走では同産駒のグリーゼが勝つなど、仕上がり早の印象もある。
初年度から128頭に配合を行い、翌年はさらに138頭と順調な滑り出しを見せたが昨年6月に結腸捻転の死亡。わずか3世代しか産駒を残せなかったが、その中から父のスピードを受け継ぐ馬が出てくることを期待したい。