【2025年にデビューする新種牡馬紹介】⑦ミスチヴィアスアレックス 米リーディングサイヤー・イントゥミスチーフ後継馬として日本初併用

公開日:2025年6月25日 14:00 更新日:2025年6月25日 14:00

22年種付け頭数135頭

【現役時代成績】

15戦7勝②着1回③着2回(米)。

●主な勝ち鞍 カーターH(21年GⅠ7Fダ)、スウェイルS(20年GⅢ7Fダ)、ゴーサムS(20年GⅢ8Fダ)、ガルフストリームパークスプリントS(21年GⅢ6Fダ)

米国で②着につけた着差は合計30馬身以上のスピード型

 現役時代は米国馬らしいスピードを武器に活躍。重賞初勝利のスウェイルSが7馬身差、GⅠ初勝利となったカーターHでも5馬身半差をつけるなど、②着につけた着差は合計30馬身以上にもなる。

 戦績も上々だが、同馬の価値で最も高いのはイントゥミスチーフの直子であるということだ。

 イントゥミスチーフは19年から昨年まで米国で6年連続リーディングサイヤートップの大種牡馬。日本での産駒も重賞ウイナーこそまだ出ていないものの、非常に高い勝ち上がり率をマークしている。そのイントゥミスチーフの後継馬とし日本初併用になるのが本馬なのだ。

 産駒は米国産らしく仕上がり早で2歳戦から活躍するタイプ。早い時期なら完成度の違いで芝をこなす馬も出てくるかもしれないが、基本はダートの短いところ向き。特に脚抜きのいいダートでは強さを発揮するのではないか。ただ、古馬になり大きく伸びるイメージはないだけに、初年度産駒の2歳戦から勝負となってきそう。貴重な北米ナンバーワンサイアーの血が日本でどんな結果を残すのか、その点でも注目の種牡馬と言えそうだ。

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