【函館記念】マコトヴェリーキー2馬身遅れでも時計優秀、馬体充実

公開日:2025年6月25日 14:00 更新日:2025年6月25日 14:00

 今年に入って京都記念③着↓阪神大賞典②着とGⅡで連続して上位争いに加わったように、充実ぶりが目立つ。前走後、天皇賞のプランもあったようだが、距離を考慮してパス。無理をせずに短期放牧を挟んだことで、さらに雰囲気が上向いている。

 栗東に帰厩後、6月1日にCウッドでベラジオオペラと併せて6F86秒9―38秒4を出したのを皮切りに、徐々に負荷を強めて時計を5本。18日に函館入りした。環境にもすぐに慣れて、22日には豪雨の函館ウッドの朝一番で5F69秒8―39秒3、1F12秒9を計時。順調に調整メニューを消化してきた。

 けさはダートで軽く乗ってから、角馬場で北村友に乗り替わってウッドへ。ハロー明け直後で速いラップを刻む先行馬をリズム良く追走。直線で内に入って追い出されたがなかなか追いつかず、2馬身遅れて5F65秒9―39秒3、1F12秒9でゴール。だが、攻め駆けしないタイプで、この馬としては十分に動けているし、体のボリューム感も迫力満点。万全のデキで初の重賞取りに臨む。

〇…「無理せずにここまでじっくり仕上げてきたので、良かったと思いますよ」と話すのは担当の黒野助手。絶好の動きに「中日新聞杯の後、立て直したのがうまくいったし、前走にしても意識的に絞ったのもうまくいきましたね。右回りの方がいいフットワークをしますし、オルフェ(オルフェーヴル)産駒で速い時計がどうかなって思ってたんですが、対応もしてくれました。ハンデも許容範囲。いい状態に持ってこれたので、楽しみです」と期待大の口ぶり。

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