ソウルラッシュ
ドバイターフでロマンチックウォリアーを負かした後は、4月13日に帰国。5月13日に栗東に戻ると、15日には坂路で4F55秒3―12秒4をマーク。その後も順調に調整を重ねて先週、先々週にCウッドでラスト1F10秒5の超抜時計を連発してきた。ケイコ駆けする馬とはいえスピード、パワフルさともに文句なし。
さすがに今週は目いっぱいやる必要はなく、坂路で馬なり調整。それでも全体時計は52秒3。ラスト1F11秒8を楽々と出すのだから搭載エンジンが違うといった感じ。見た目にも迫力があり、今がまさに絶好調といった状態だ。
ジャンタルマンタル
昨年の香港マイル⑬着以来だが、先週の坂路では自己ベストとなる4F50秒1と久々を感じさせない動きの良さ。今週も坂路で2本目に4F53秒6、ラスト2F24秒8―11秒7をマークした。仕掛けられてからの反応速度、スピード感はさすがGⅠ馬と思わせるもの。昨年のNHKマイルC馬が復権へ向けてしっかり仕上がった。
ガイアフォース
香港遠征から4月29日に帰国し、5月28日に栗東へ戻った。帰厩して10日間での競馬となるが、今週は坂路4F51秒9と軽快な動き。ラスト2Fは軽く仕掛けた程度で23秒6―11秒5なら疲れは皆無とみていい。手綱を取った吉村も「テンは14秒から15秒くらいで入ってしまいを伸ばすような指示でした。少し時計は速くなりましたが、全体的に動けていましたよ。操縦性が高く、イメージ通りの馬です」と。
シックスペンス
今週はウッドで先導役を3馬身追走する形でリズム良くゆったりした走りで、6F81秒2―36秒7。直線で内に潜ると馬体を併せて1F11秒0で首先着した。調教駆けする馬とはいえ、楽な手応えでかわしていく姿は引き続き好調キープといった感じだ。悲願のGⅠタイトルに向けて、デキは申し分ない。
トロヴァトーレ
1週前は横山武を背にウッドで6F84秒8―37秒4、1F11秒4。前2頭を追い掛けて併入まで持ち込めなかったが、ゴール過ぎもしっかり追われて負荷をかけた。再び鞍上が乗った今週は6F84秒9―38秒3、直線も軽快な伸び脚で1F11秒3をマーク。楽な手応えで半馬身先着だ。馬体の張りも良く、好仕上がりとみていい。
結論
◎ソウルラッシュは浜中を背に2、1週前追い切りで当日最速の1F10秒5をたたき出した。今週の坂路でも自己ベストタイの1F11秒8をマーク。圧巻の動きで文句なしの仕上がりだ。
注①シックスペンス
②ダディーズビビッド
△③マッドクール
④ウインマーベル
⑤レッドモンレーヴ
⑥グラティアス
▲⑦ガイアフォース
⑧エコロヴァルツ
△⑨シャンパンカラー
○⑩ジャンタルマンタル
⑪サクラトゥジュール
⑫ロングラン
◎⑬ソウルラッシュ
⑭ウォーターリヒト
⑮ホウオウリアリティ
△⑯トロヴァトーレ
△⑰ジュンブロッサム
△⑱ブレイディヴェーグ