勝羽太郎 情報ノート

【勝羽の土曜競馬コラム・ユニコーンS】

公開日:2025年5月2日 17:00 更新日:2025年5月2日 17:20

 左足が腫れた。雨だった先週水曜でのきつい長靴が災いし、中指付け根から甲にかけて驚くくらい一気に腫れた。整形外科へ行くと「職業病ですね。勤続疲労みたいなもの」で、腱が炎症を起こしているそう。痛風でなくて安心したが、これが要安静。20厩舎担当の〝足で書く〟仕事にはどだい、無理な話。テーピングでサポートして火~木曜で3万歩強と動き回った。

 幸い、痛みの再発はない。これなら週末の京都競馬場でも大丈夫!?

【京都11R・ユニコーンS】 前走の阪神での一戦を7馬身差で快勝したカナルビーグルが◎だ。

 父は16年のドバイターフを勝ったリアルスティール。22年が初年度産駒で、同年は芝13勝、ダート3勝で、翌年は芝40勝、ダート24勝。昨年は44勝と33勝で芝に良績を残したが、今年は芝14勝に対して、ダートは18勝と上回り、3勝級以上の勝利はすべてダートとなっている。

 実際に、リアルを管理した矢作厩舎で聞いてみても「父自体がダート向きな印象」という答えだから、筋肉質でパワフルさが勝った父の適性が出てきたとみている。

 世代の筆頭となっていいのが、このカナルだ。2走前の④着は後手後手に回った競馬で度外視できるが、勝った2戦は②着馬に8、7馬身もの差をつけた。前走は転厩初戦の手探り状態で結果を出したから、やはり秘めたポテンシャルは高い。

「今回は帰厩時から、より動き方がいいですね。操縦性のいい馬ですが、より乗りやすさが出ています。パフォーマンスは上がるはずです」とは佐藤悠師だ。首が奇麗に前へと出るタイプだから、坂の下りから直線が平坦となる京都コースはよりスピードを落とさず走れそうな印象。勝って出世株となる。

勝羽太郎の予想買い目を見る

5月3日(土)京都競馬場

勝羽太郎

 1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
 大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
 グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
 余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。

著者詳細、記事一覧へ

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間