【金鯱賞】3連覇狙うプログノーシスが中心
公開日:2025年3月10日 14:00 更新日:2025年3月10日 14:00
ラヴェル、ホウオウビスケッツなどGⅠ好走馬も参戦
今週から中京を加えての3場開催がスタート。その中京日曜メインを飾るのがGⅡ金鯱賞。大阪杯がGⅠに昇格した17年以降この時期に移って、今年で9回目。春の古馬中距離戦線を占う意味でも重要な一戦となる。
なんといっても注目は3連覇がかかるプログノーシスだ。しかも昨年は前年の菊花賞馬ドゥレッツァ相手に5馬身差と圧倒的な強さを見せた。その後は海外GⅠで②着2回。中距離路線では間違いなくトップクラスの馬だ。今回は有馬記念⑪着以来だが、先週のCウッドでは6F77秒8、1F11秒7と軽快な動き。7歳でも衰えはなさそう。3連覇なら03~05年のタップダンスシチー以来の快挙となる。
中京二千の重賞勝ち馬なのはデシエルトも。前走の中日新聞杯で重賞制覇を決めた。3歳時に若葉S勝ちがあったものの、ダートに転向。それがここ2戦は芝二千で2連勝だ。祖母アドマイヤグルーヴ、曽祖母エアグルーヴの良血馬が軌道に乗ってきたから3連勝も十分ある。
今年は牝馬も侮れない。ラヴェルはアルテミスS、チャレンジCと重賞2勝。昨年のエリザベス女王杯も②着と好走。クイーンズウォークもクイーンC、ローズSと重賞2勝でオークス④着。ともにGⅠ好走例もある実力馬だ。牝馬のVなら95年のサマニベッピン以来30年ぶりとなる。
他にも昨年の函館記念勝ち馬で天皇賞・秋③着のホウオウビスケッツ、チャレンジC②着のディープモンスターなど、少頭数でも有力馬揃いで迫力ある一戦となりそうだ。