【チューリップ賞】ビップデイジー体を大きく見せて好気配
公開日:2025年2月26日 14:00 更新日:2025年2月26日 14:00
阪神ジュベナイルFで②着のビップデイジーは放牧から今月6日に栗東に帰厩。ここまでは坂路でしっかりと乗り込んできた。
今週も坂路追いで4F54秒0、ラスト2F24秒5―12秒1。併走相手とは併入だったが、馬なりで流しただけで、追えば突き放していた余韻は十分。気配は文句なしで、馬体重以上に大きく見せているのもいい。松下師は「予定通りの時計です。おとなしくてムダなことはしないタイプ。数字は変わりませんが、体にメリハリは出ていますよ。開幕週なので、どれくらいのポジションで競馬ができるかですね」。
紅梅S勝ちのナムラクララは中間も意欲的。2週前には坂路で4F53秒0、先週は52秒1をマークと、ここまで十分すぎるほどだ。今週は息を整える程度の4F56秒6と時計は遅いものの、気分良さそうな走りでフットワークも軽い。いい筋肉がついた馬体も目立つ。
スリールミニョンは坂路4F52秒7。攻め馬は動くタイプではあるが、最後まで俊敏さが非常に目立つ脚さばきで、状態の良さを感じさせた。
意欲的だったのはクリノメイ。2週前はゲートから1マイルの攻め馬を敢行し、先週は坂路4F52秒0。そして今週も併せていっぱいに追って坂路4F52秒0と、中間は攻めの姿勢に徹した印象だ。動き自体も軽快で、好仕上げと言える。
アルテミスS⑤着以来のマイエレメントはシンザン記念が除外に。ここへ向けての調整は順調で、先週にはCウッドで6Fの併走追いを消化した。今週は単走で6F85秒5―38秒4、1F12秒4。軽快なフットワークで時計以上に俊敏さはあった。ツヤもよく、仕上がりは進んでいる。
新馬勝ちから中2週のルージュソリテールは芝コースで5F66秒6―36秒1、1F11秒5。馬なり調整でも、間隔が詰まっているからこれでいいだろう。テンションも保っている。
美浦から唯一、西下して臨むルージュリナージュは前走から中2週でもウッドで5F66秒4─37秒1、1F11秒7で併入に持ち込んだ。国枝師は「元気いっぱいでいい動き。良かったと思うよ。桜花賞の権利を」と。