5歳牝馬オーサムリザルトの無敗8連勝はこんなにも凄かった
公開日:2025年2月13日 14:00 更新日:2025年2月13日 14:00
船橋クイーン賞を制覇
別記の通り、JRAでの39年連続重賞勝利がかかっている武豊。だが、地方交流を含めると、重賞Vはすでに達成した。
11日(火・祝)に船橋競馬場で行われたクイーン賞(JpnⅢ)をオーサムリザルトで制したからだ。
今回は昨秋のブリーダーズCディスタフを取り消し明けの一戦。それでも逃げるアンモシエラを2番手で大名マークし、残り100メートルで競り潰して先頭でゴールイン。5歳初戦を飾り、これでデビューからの無敗記録を「8」とした。
5歳まで無敗で、しかも重賞を3勝(24年エンプレス杯、ブリーダーズゴールドC)しているのは凄いこと。ちなみに、無敗のまま古馬重賞(世代限定戦ではなく、古馬が出られるという意味)を制したのはグレード制導入後、8頭目だ。
最初はあのトウカイテイオー。7戦無敗で4歳初戦の大阪杯を制した。
新馬、シクラメンS、若駒S、若葉S、皐月賞、ダービーまで無敗。その後、骨折が判明し、大阪杯から始動。だが、次走の天皇賞・春でメジロマックイーンとの世紀の一戦で⑤着と、初めて土がついた。
続いてファインモーション。新馬戦から無敗で秋華賞を制し、3歳でエリザベス女王杯も制している。ここまで6連勝。
3頭目はカレンブラックヒルで、3歳秋の毎日王冠まで5連勝。
4頭目はクリソベリルで3歳秋のチャンピオンズCまで6連勝。
5頭目がレイパパレ。3歳秋に5連勝でチャレンジCに勝利し、4歳初戦の大阪杯も制覇。ここまで6連勝である。
6、7頭目がセラフィックコール、ヤマニンウルスの現役馬2頭だ。
セラフィックは3歳秋のみやこSまで、ヤマニンは4歳夏のプロキオンSまで5連勝。しかし、ヤマニンは前走の名古屋大賞典で⑥着に敗れ、連勝はストップ。次走は小倉大賞典で芝に挑戦する予定となっている。
つまり、無敗の最長記録はトウカイテイオーの「7」で、4歳夏まで続けたのもヤマニンだけ。オーサムリザルトは8連勝で5歳になっても無敗のままである。
果たして、この記録はどこまで続くか、そして今後のローテーションは……。