【共同通信杯】マスカレードボール反撃へ態勢整った

公開日:2025年2月12日 14:00 更新日:2025年2月14日 10:57

 マスカレードボールはホープフルS⑪着後、短期放牧でリセット。1月28日に帰厩した。前走はスタンド裏でテンションが高い時もあったが、この中間はおとなしく歩けており、馬場入りも比較的スムーズ。精神面がいい方向に向いている印象だ。1週前は初コンビの坂井を背に京都記念に出走するソールオリエンスを追走して6F85秒8―37秒6、1F11秒4。ラストはやや促しながら併入に持ち込んだ。直前は坂路3頭併せで4F54秒1―12秒0。最後方からの追走でしまいの反応も鋭く、余力十分で半馬身先着した。「体の中身、メンタルともにいい感じだね」と手塚師も好感触だ。巻き返しに向けて態勢は整ったとみたい。

 カラマティアノスはウッドで6F81秒4―36秒6、1F11秒9をマーク。道中は2馬身ほど追走して内に併せた。馬なりのまま併入したものの、手綱を取った戸崎は「もたれてましたね。そのあたりがどうか」と課題も口にしていた。

 東スポ杯③着のレッドキングリーは北村宏を乗せて、ウッド3頭併せの真ん中での追い切り。5F68秒6―38秒8、1F11秒6をマークした。けさは併せ馬の真ん中ということもあったが、前2週はもともとある左に張る面を見せていた。馬具で矯正しているものの、久々の実戦でどこまで修正できるか課題が残る。

 サトノカルナバルはウッドの併せ馬で道中は1馬身追走。ゆったりとした行き出しでも折り合って走れた。直線は内に併せると持ったままで1馬身先着して5F64秒9─35秒5、1F11秒5の好時計をマーク。コントロールの利いた走りで、これなら距離延長にも対応できそうだ。

 リトルジャイアンツは坂路で前2頭を追走する形。楽に追いつくと4F53秒1─12秒4で併入した。前走から上積みを感じさせる走りで、またがった村田師も「先週、ビシッとやっているので今週は馬の後ろで我慢できるか、スッと動けるかの確認を。間隔は詰まっているが、良くなっている感じですよ。前走は直線でモタレてしまったが、追い切りではそんなところもなかった。能力は高いし、後は左回りの東京でどこまでやれるか」と。

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