【シルクロードS】今年は1回京都開幕週 いつも以上に内枠有利になるか
公開日:2025年1月30日 14:00 更新日:2025年1月30日 14:00
関西の舞台は京都へ。開幕週の重賞、GⅢシルクロードSはとにかく内枠が有利な重賞だ。
シルクロードSは今年で30回目。重賞となったのは1996年で、当時は4月の京都開催。5月にあった高松宮記念の前哨戦だった。
00年に高松宮記念の3月移設に伴い、このレースも2月(カレンダーによっては1月最終週)の重賞に。ここでは00年以降のデータを取り上げていく。ただし、21年から23年は中京が舞台のため除外する。
対象となるのは22回。この枠順別成績はこうなっている。
① ② ③ 外・連対率
1枠5 2 1 32・175
2枠5 3 1 31・200
3枠0 2 4 37・047
4枠4 4 4 32・182
5枠3 3 4 34・136
6枠4 3 2 35・159
7枠0 4 2 42・083
8枠1 1 4 43・041
最も外から勝ったのは00年ブロードアピールで13番。この年は14頭立てだった。
14番から外を引いてしまうと…
14番から外は通算で66頭。その成績は〈0 1 6 59〉で、連対率・015の低さ。②着に入ったのは13年のダッシャーゴーゴーのみである。
昨年こそ1番人気アグリが13番枠で②着したものの、勝ったルガルは4番、③着エターナルタイムは5番。18年は①~③着が1、7、4番。16年は1、8、7番、14年は2、1、6番と、内めの枠のみで決着したことも珍しくない。
これはコース替わりが理由か。
例年、このシルクロードSは正月初っパナからの連続開催。そのため、正月をAコース使用として、2回京都開催はBコースとなる。
なお、昨年は1回京都最終週からBコースに。シルクロードSはBコース2週目だった。
ところが……。
今年はご存じの通り、正月開催は中京でスタート。中京で〝京都金杯〟が行われている。
そしてこの京都開催は今年の最初。Aコースを使用するのだ。
昨年は阪神で改修工事を行っている影響で、とにかく京都開催が多かった。秋は10月から12月までずっと京都で、芝は酷使された。だが、コースはAからDまで使い分けて、Aコースは10月27日まで。その後、3週間使うごとにB→C→Dコースとなり、Aコースでの競馬は3カ月もあいている。
つまり、例年にはない〝グリーンベルト〟が出現するのだ。
ただでさえ、内枠有利のレース。今年はさらに……と思えるが、果たして。