【シルクロードS】ソンシ、今回も好調キープ! ビッグシーザーは59.5㌔を嫌って回避し、高松宮記念直行
公開日:2025年1月29日 14:00 更新日:2025年1月30日 11:47
淀短距離Sを快勝したソンシは坂路で単走。中2週と間隔が詰まっている馬なりでサラッと流した程度。それでもリズミカルで非常にバネのきいた走り。1F11秒9といい切れを見せていた。好調をキープしている。
中山のラピスラズリSを逃げ切ったペアポルックスは坂路4F52秒8。ラスト2F25秒0―12秒6と数字は地味だが、これは最後まで無理しなかったから。先週は4F50秒9もマークしており、仕上がりは問題ない。
オープン初戦のタンザナイトSを逃げて④着と善戦したシロンは放牧を挟んだが、緩んだところもなく、今週はCウッドで4F54秒1―38秒9、1F12秒4。時計以上に活発な動きだったのがいい。好調キープといったところだ。
淀短距離Sで3番人気で⑬着だったメイショウソラフネも坂路追い。単走で馬なりながら4F53秒6、1F12秒3の時計以上にスピーディーな走り。見栄えのするフットワークでこちらも状態は良さそうだ。
スプリンターズSで前半3F32秒1と快速ぶりを見せたピューロマジックは坂路4F53秒3。道中は気分よく走ってこの馬のスピードが感じられた走り。前走以上とは言わないが、この馬なりのレベルをキープしている。
美浦のウインカーネリアンは京阪杯②着後、放牧でリフレッシュ。1月5日に帰厩後もコース、坂路にプールと施設をフル活用で順調に乗り込まれている。1週前はウッドで先行馬を1秒以上追走して6F82秒4─37秒7、1F11秒7の好時計。ゴール過ぎもスピードを緩めず、しっかり負荷をかけてきた。この効果で直前は6F82秒4―38秒5、1F11秒8とスピード感十分。低重心でパワフルなフットワークから楽々と半馬身先着でフィニッシュだ。8歳馬でも活気十分。いきなり走れる態勢にある。
12月の南総Sを快勝したカピリナは一息入れてここへ。順調に調整メニューを消化して2週前の16日には坂路4F51秒2─12秒1、1週前追いでは坂路4F52秒3─12秒3と2週続けてしっかり負荷をかけて備えてきた。付きっ切りの戸崎がもう仕上がったと判断をしたのだろう、けさは〝静〟の追い切り。終始、馬の気任せで坂路4F56秒4─12秒8。数字自体は地味だがフットワークは軽快。体つきもすっきり見せて上々の仕上がりだ。
セントメモリーズは中間、短期放牧を挟んでの仕上げ。帰厩して日は浅いが、追うごとに着実に上向いている。1週前は主戦・石川を背にウッドの併せ馬で6F81秒1─37秒4、1F11秒5を強めに追われてスイッチオン。今週は道中のリズムからグンと良くなり、直線は3頭併せの真ん中に入ってグイっともうひと伸びの6F82秒2─37秒5、1F11秒9で外のカヨウネンカと併入、内のブライアンセンスに半馬身先着でフィニッシュ。気持ちも前向きで重賞初挑戦でも期待は膨らむばかりだ。
回避のビッグシーザー「馬の安全面を考えて」(西園正調教師)
京阪杯で重賞ウイナーとなったビッグシーザーは坂路4F53秒3を追ったが、回避することに。「厳寒期の59・5㌔。馬の安全面を考え、オーナーと相談して回避することにしました」とは西園正師。この後は放牧に出て、3月30日のGⅠ高松宮記念へと直行することも発表された。