【チャンピオンズC】重賞連勝で大舞台へ クラウンプライド三度目の正直だ

公開日:2024年11月28日 14:00 更新日:2024年11月29日 11:08

 クラウンプライドが初GⅠ奪取を目指す。

 これまで洋の東西を問わず、あらゆる競馬場に参戦してきた。3歳春にはUAEダービー制覇。ケンタッキーダービーは⑬着に敗れたが、秋には日本テレビ盃、JBCクラシック、チャンピオンズCと古馬の一線級相手に連続②着。チャンピオンズCはいったん抜け出して〝押し切るか〟のシーンをつくり、最後の最後にジュンライトボルトの強襲に遭って首差惜敗である。

 4歳の昨年は春こそサウジC、ドバイワールドCで連続⑤着も、前半戦の大一番、帝王賞でメイショウハリオに鼻差②着。秋にはコリアCで1秒7差の圧勝を演じた。ただし、このレースは⑪着に敗れている。

 今年は前半戦でもサウジC⑨着、かしわ記念⑫着……。嫌な流れになったのをあっさりと断ち切った。マーキュリーCで初めて交流重賞を制すると、コリアCも0秒9差で連覇だ。

 新谷師は「前走は盛岡を使って期間が短く、テンションが上がり、なだめるのが大変でした。それでも、強い競馬をしてくれましたね」と話す。

 3年連続でこのレースへ。11月1日に放牧から戻り、すこぶる順調に乗り込まれている。先週水曜にはCウッド6F76秒4―36秒8、1F12秒0の自己ベスト。今週のポリトラックでもリズムのいい走りを見せていた。

「去年はコリアCの後、夏負けの影響が残っていたのか、気持ちが後ろ向きで、馬もへばっている感じでした。それを教訓にやってきました。先週速いところを出しているので、今週の追い切りもちょうどいいですね。先行力があるので中京千八は問題ない。枠順、流れが鍵になるかな」

 一昨年は②②着で臨んで②着。今年は①①着で大一番へ。期待が大きく膨らむ。

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