【菊花賞】メイショウタバル精神面が成長し「あえてスイッチを入れない調整」
公開日:2024年10月16日 14:00 更新日:2024年10月16日 14:00
皐月賞は暴走気味の逃げとなり、ダービーは出走取り消しと、春は悔しいシーズンとなったが、立て直して臨んだ神戸新聞杯を逃げ切り勝ち。最高の形で秋シーズンのスタートを飾った。
大きく違うのはメンタル面。普段の歩きなど春と比べておとなし過ぎると感じさせたほど。「あえてスイッチを入れないように。馬自身が成長した部分もあるけど、それよりも休ませて精神面で立ち直ってきたことが大きいね」とは上籠助手。レース後もしっかりとケアをして、1週前のCウッド追いは浜中が騎乗し6F83秒3、1F11秒2で3馬身先着だった。
注目の今週は角馬場から浜中がまたがってCウッドへ。馬なりで6F80秒9―36秒2、1F11秒3をマークした。前進気勢は強過ぎず、許容範囲のもの。直線もオーバーワークにならないようがっちり手綱を押さえてのフィニッシュでも、素軽さ、そして力強さを感じさせるものだった。
たたいて馬体はよりシャープに映って筋肉量も文句なし。上昇ムードで本番に臨めそうだ。
〇…追い切りをつけた浜中は「先週は前にリードホースを置いた追い切りを。今までで一番折り合いがついて、いい内容で走れました。ただ、けさはサラッとやるつもりでしたが、思ったよりも時計は速くなって」としながらも「折り合いさえつけば、前走のように強い競馬ができる馬。とにかく落ち着かせて走らせたいです」と。