【京都大賞典】ブローザホーン好発進
公開日:2024年10月1日 14:00 更新日:2024年10月4日 11:08
京都コースは大好き
ブローザホーンが秋の始動戦を迎える。
2歳11月にデビューして初勝利を挙げたのは3歳6月。実に9戦目のことだった。しかし、そこからはどんどん階段を駆け上がってゆく。
3歳秋から4歳春にかけて②①⑤①①着でオープン入りすると、重賞初挑戦の函館記念でも③着と上位争いを演じた。続く札幌日経オープンでは6馬身差の圧勝劇。秋の京都大賞典は心房細動で競走中止も、これが尾を引くことはなかった。
5歳になった今年の日経新春杯を差し切り、初タイトルを手にした。その後は美浦の中野厩舎が定年解散のために、栗東の吉岡厩舎に転厩。阪神大賞典③着、天皇賞・春②着から宝塚記念へ。
8枠12番から最初のうちはじっくりと後方で進めた。勝負どころで徐々に動き、直線では大外に持ち出してグイグイと伸びた。勢い良く先頭に躍り出ると、2馬身差突き抜けてフィニッシュだ。
田嶋助手は「前走時は状態が良かった。転厩3走目で栗東の環境、厩舎の調教パターンに馴染んできたことも良かったんだと思います」と話す。
夏場はリフレッシュ放牧に出され、9月5日に帰厩。週中は坂路でサッと乗り、週末はCウッドの本追い切りのパターン。先週水曜は坂路4F55秒7、土曜にはCウッドの3頭併せで6F83秒9―38秒9、1F11秒9でビシッと追われた。
「いい夏休みができたようで、いい状態で戻ってきてくれました。馬体重はそんな変わらないけど、カイバはきちんと食べて、調教も順調に。週末のウッドで状態も上向いてくると思います」
京都では基準外の京都大賞典以外、3勝、②着1回とパーフェクト。良馬場でも道悪でもドンと来い。まさに視界良好だ。