【神戸新聞杯】春より折り合いがスムーズに メイショウタバル成長して戻ってきた

公開日:2024年9月18日 14:00 更新日:2024年9月18日 14:00

 ダービーを左後挫跖で出走取り消しとなった後は放牧へ。傷めたツメのケアと同時に心身の疲れもしっかりと抜いて、8月10日に栗東へ戻ってきた。

 坂路とCウッドで慎重に立ち上げて、18日から単走で徐々にピッチを上げると、9月5日にはCウッドで初めて併せ馬で追い切って6F83秒8―36秒2、1F11秒1をマーク。1週前には浜中を背に6F81秒3を計時して、3頭併せで最先着していた。

 今週は角馬場から浜中が騎乗してCウッドへ。春は前進気勢が強く、紙一重に見せた折り合いもけさはスムーズだ。6Fから徐々にラップを詰めて直線も馬なりで2F11秒9―11秒8と加速フィニッシュ。全体時計は6F85秒2―37秒7だ。

 心身ともにいい余裕が感じられるのがこの馬にとっては何よりだろう。フットワークにも軽快さがあって、始動戦から力を出せる態勢だ。

〇…「けさは単走でサッと。この馬なりに落ち着いて道中は走れていました」とは浜中。囲んだ報道陣にこう切り出した。「ダービーの前から折り合いがつく調教をしてきましたが、今回は馬がフレッシュ。メンタル面での気負いはないですね」と夏休み効果を挙げた。「特に体が大きくなった感じはないですが、ピリピリした感じがない。競馬に行って、我慢してレースができれば」と。

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