【ローズS】夏を越しての成長間違いなし タガノエルピーダが反撃態勢
公開日:2024年9月12日 14:00 更新日:2024年9月13日 10:50
タガノエルピーダが好ムード。
2歳時は秋にデビュー戦を飾った後、暮れの朝日杯FSではジャンタルマンタルの③着と頑張った。春クラシックでの活躍が期待されたが、今年初戦のチューリップ賞では④着と切符を取り逃がしてしまった。オークス出走を目指して、次は忘れな草賞へ。
ここは強かった。3頭が離して逃げる展開を自らとらえに行き、直線を向いた時には早々と先頭に立った。ゴール前ではさらに伸びて、2馬身半差の完封劇だ。
2冠目には堂々とゲートインに成功。それが、3、4番手好位から⑯着と結果を残せなかった。
斉藤崇師は「外枠から前半にポジションを取りに行ったにしても、向正面で手応えがなくなっていました。バテたというよりもやめてる感じでしたね。走り切ったとは思いません」と振り返る。
夏場は宇治田原優駿ステーブルに放牧へ。8月16日に戻り、すこぶる順調に乗り込まれている。
水曜にCウッドで併せると、日曜には坂路で2本目に時計を出すなど、これまで以上にグッと攻め込んだメニュー。週中の併せ馬では毎回、1F11秒台をマーク。今週も3頭併せで6F83秒9―37秒4、1F11秒5を馬なりと好仕上がりをアピールした。
「いい形で夏を過ごせたようで、体が大きくなって帰ってきました。やるごとに良くなっていますよ。今週も後ろから来たら、自分からハミを取っていい感じでした。仕切り直しですね」
二千は忘れな草賞を快勝した距離。これだけ攻めた内容なら、レースでもエンジン全開に違いない。先頭ゴールを決めて大舞台だ。