【ローズS】レガライラは春より前駆が成長してよりパワフルに

公開日:2024年9月11日 14:00 更新日:2024年9月13日 10:50

1F11秒3で最先着

 牝馬ながら2歳暮れのホープフルSで牡馬をなで斬りにしてGⅠ馬に。3歳春は牡馬王道の皐月賞→日本ダービーを歩んだが、⑥⑤着と歴史的な勝利は成し遂げられなかった。

 秋はデビュー6戦目にして初の牝馬限定戦への出走となるここに照準を定めてきた。

 前走後は英気を養い、8月15日に美浦に帰厩。暑さもあり、じっくりと下地をつくってから28日にウッドで長めから8F112秒3、1F11秒4を馬なり。さらに翌週も8F108秒8、1F11秒5と立て続けに強度の高い負荷をかけてきた。

 最終追いとなったけさはウッドで3頭併せ。5F67秒9―38秒0と実戦を想定したタイトな隊列の2番目追走からも折り合いを欠くことはなく、直線は真ん中へ。

 左右から馬体が併さると自らハミを取り、ググッと推進。馬なりのままだったが、相手が来たら鋭い反応を見せて、1F11秒3で僚馬に半馬身ずつ先着した。

 まだ緩さは残り、良化の余地はあるものの、春先と比べて前駆が成長。前脚のかき込む力がよりパワフルになってきた。始動戦としては十分な動き、馬体と判断できる。

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