クイーンズウォークに注目だ。

　中内田厩舎＆川田は黄金コンビ。先週までに厩舎が挙げたＪＲＡ重賞３９勝中、実に７割５分近くの２９勝がそう。昨年はリバティアイランドで牝馬３冠を達成した。

　今年の春クラシックにはデビューからずっとコンビを組むクイーンズウォークで臨んだ。クイーンＣで初タイトルを得たものの、桜花賞は⑧着、オークスは④着までだった。それだけに最後の１冠は何とかしたいに違いない。

　夏場はノーザンファームしがらきでじっくりと充電。８月１４日に戻り、コース、坂路で入念に乗り込まれている。先々週木曜にはＣウッドの３頭併せで６Ｆ８１秒２―３６秒８、１Ｆ１１秒２。そして、先週水曜は２頭併せで６Ｆ８１秒１―３６秒１、１Ｆ１１秒１。ゴーサインが出ると、鋭い伸びを見せて０秒５突き放した。

　福永助手は「順調に調整メニューを消化。１週前はジョッキーに騎乗してもらい、しっかりと負荷をかけました。このひと追いで上向いてくる部分もあると思います。前哨戦に向かうという意味では十分に態勢は整うとみています」と話す。

　舞台は中京二千。これまでに阪神の未勝利、東京のクイーンＣは初コースを苦にせず、先頭ゴールを決めている。

「ここまで間があいたのは初めてだし、中京も初めて。何とも言えないところはあるけど、左回りでいい競馬ができている。距離も二千なら問題なく対応できるのではと思います。春よりもうひとつ成長した姿を見せてくれることを期待します」

　前哨戦をまずは快勝。勢いをつけて、桜花賞馬ステレンボッシュ、オークス馬チェルヴィニアに挑みたい。