「いい形でＢＣマイルに向かえれば」（友道助手）

　テンハッピーローズが秋初戦を迎える。

　２歳時に新馬、３歳時に１、２勝クラス、４歳時に３勝クラスを勝ち上がった。５歳夏にはリステッド競走の朱鷺Ｓを差し切り。そして、６歳春の今年はブービー１４番人気のヴィクトリアマイルでアッと言わせた。［１１］［１０］［８］から１馬身４分の１差でＧⅠウイナーの仲間入りだ。

　夏場は放牧に出され、秋はセントウルＳから１１月２日に米国のデルマー競馬場で行われるブリーダーズＣマイルに向かう。陣営に意気込みを聞いた。

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――ヴィクトリアマイルを制しました。
友道調教助手　はまった感じはありますが、中団の外めである程度のポジションが取れた。馬群で競馬をするよりも、外めを回った方が気分良く走れるんだと思います。

――秋はここから。
友道助手　中山に千六（京成杯ＡＨ）があるけど、右回りですからね。アメリカは左回り。その意味でこのレースを選択しました。

――１週前は津村騎手が手綱を取って、Ｃウッド７Ｆ９７秒２―３６秒３、１Ｆ１１秒４。
友道助手　ジョッキーは「前哨戦としては言うことない状態です」と。もともと動きが競馬にリンクするタイプ。息の入り、毛ヅヤ、馬体の張りといろんな面でいい。状態は良さそうです。

――千二は新馬勝ち以来です。
友道助手　何とも言えませんが、前半はたぶん進んでいかないと思います。脚をためてどれだけ伸びてくるか。重賞なら前が速くなり、展開は向くんじゃないかとも。

――好レースを期待したいですね。
友道助手　外を走った方が持ち味は生かせるし、脚は必ず使ってくれる。いい形でＢＣマイルに向かえれば。