【秋華賞】モンローウォークは本当に令和のファインモーション!?
公開日:2026年10月15日 14:00 更新日:2026年10月15日 14:00
02年の状況と今年はこんなにも似ている
ローズSを勝つ前から「令和のファインモーション」との呼び声が高かったモンローウォーク。確かに比較してみると、ファインモーションと類似している点は数多くある。また、似ているのは秋華賞を迎えるにあたって、その年のシチュエーションも。今回はファインモーションの2002年を振り返りながら、2頭の戦績と、その周囲や背景を比較してみよう。
モンローウォークはここまで4戦無敗。そのすべてが1番人気での勝利である。
2歳時は新馬戦のみで1戦1勝。その後は休養に入り、夏場は北海道で2連勝。前走はローズSを楽勝して、圧倒的人気で本番を迎える。
では、ファインモーションはどうだったか。
2歳の12月に阪神で新馬勝ち。だが、そこから3歳の8月まで長い休養がある。牡馬相手に新馬戦を4馬身差で圧勝して注目を集めたが、当時は外国産馬にクラシックへの出走権はなく、まだ脚元が弱かったこともあって放牧へ。2戦目まで間隔があったというわけ。
そして函館で五百万下(現在の1勝クラス)、阿寒湖特別(一千万下、今の2勝クラス)を制してローズSへ。重賞も3馬身差で通過し、秋華賞は単勝1・1倍という記録的な人気を集めた。
本番も3馬身半差で5連勝。続くエリザベス女王杯を制している。
デビューから6戦目で古馬GⅠ勝ちは史上最短で、無敗での古馬GⅠ制覇は史上初だった。
一方、モンローウォークは新馬勝ち後、アルテミスSに出走予定だったが、骨折で回避。同じように間があいて北海道で2戦目を迎えている。その後の活躍はもう説明不要だろう。
また、モンローウォークは戸崎でデビュー。北海道では横山和が手綱を取ったが、ローズS以降は鞍上が戻る形で戸崎にスイッチ。ファインモーションも新馬戦は武豊だったが、02年はフランスを拠点に騎乗しており、日本は大レースのみのスポット参戦だった頃。2戦目から4戦目は松永幹が騎乗し、秋華賞から武豊に戻った。このあたりもこの2頭、非常に似ている。
②③着に来るのは上がり馬が
前記の通り、ファインモーションは秋華賞で圧倒的な1番人気。春クラシック不出走のモンローウォークが1番人気ならファインモーション以来となる。
もちろん、自身の成績、勝ちっぷりの凄さが影響しているのは当然だが、もうひとつの理由として強力ライバル不在というのが挙げられる。
通常、秋華賞で注目を集めるのは桜花賞馬、オークス馬、及び、その2レースで上位に来ていた馬などになるが、ファインモーションの02年の桜花賞馬はアローキャリー。陣営がマイラーと考えてオークスには出走せずに放牧。秋はローズSで始動したが、まさかの最下位⑯着に敗れ、秋華賞も回避。その後は3戦いいところがなく引退している。
オークス馬はスマイルトゥモロー。秋は休養が長引いたために秋華賞は回避。エリザベス女王杯から復帰している。つまり、2冠を制した馬が不在だったのだ。
今年も春の2冠を制した馬は出てこない。
桜花賞馬スターアニスは短距離路線に変更。秋はスプリンターズSに出走して④着だった。
オークス馬ジュウリョクピエロは便秘のために体調が整わず、秋華賞の登録を見送り。次走はエリザベス女王杯を予定している。
では、ファインモーションの年は②③着はどんな戦績だったのか。
②着サクラヴィクトリアはローズSでファインモーションの②着だった馬。夏はクイーンSで③着の実績もあった。③着シアリアスバイオは紫苑Sで②着(当時はまだ重賞ではない)。つまり、初の実績馬ではなく、前哨戦の好走馬である。
今年のムードは明らかにモンローウォークの②着探し。前哨戦の好走馬なら、ローズS②着のエンネ、紫苑Sで①②着のマスターソアラ、サムシングスイートが候補になってくる。
前記02年の秋華賞①~③着馬は揃って春のクラシック不出走。となれば、オークスに出走していたエンネより、紫苑S組に注目か。
また、上がり馬という意味ではラベルセーヌ。いずれにせよ、春とは勢力図が大きく変わる――。これも02年と大きく重なる部分かもしれない。





























