【札幌記念】ステラヴェローチェ一発あるぞ

公開日:2024年8月15日 14:00 更新日:2024年8月15日 14:00

須貝厩舎は札幌で絶好調

 今年はシャフリヤールとプログノーシスの6歳馬2頭が人気を2分するが、第3の6歳馬の存在を忘れてはいけない。ステラヴェローチェだ。

 新馬→サウジアラビアRCを連勝し、暮れはGⅠ朝日杯FSで②着。3歳クラシックでも③③④着と全て掲示板入りすると、その勢いで挑んだ有馬記念でも④着好走。神戸新聞杯では同期のダービー馬シャフリヤールを破って重賞勝ちしたこともあり、この相手でも力は劣らない。

 4歳春に右前脚浅屈腱炎で1年7カ月もの長期離脱。復帰後は脚元と相談しながら坂路中心の調整で⑦⑯着と精彩を欠いたが、3走前の大阪城S前からコース追いを再開して見事に復活を果たした。続く、GⅠ大阪杯でも首+鼻+半馬身差の④着と好走している。

「外を回った分、少し踏み遅れましたが、スムーズなら勝っていたかもしれません」とは山田助手。あらためてGⅠでも通用する力を見せた。

 前走の安田記念⑨着も悲観していない。

「距離を考えれば普通は宝塚記念でしょうが、今年は京都での開催。脚元を考えると勝負どころからの下り坂は怖いんで。それでマイルは少し忙しいと分かっていて使った経緯があります」

 その点、今回は適距離の二千メートル。放牧を挟んで今月7日に牧場から札幌入りした。先週土曜に続き、最終追いも芝5F70秒4―39秒2。ともに横山典が手綱を取った。

「ノリさん(横山典騎手)が乗れる時は乗ってくれているんですよ。〝やっぱりいい馬だよな〟とベタ褒めしてくれてます。小回りコースで小脚を使いつつ、直線でスパンと抜け出す。イメージは合っていますよね」

 須貝厩舎は今年の札幌で〈6336〉。③着内率・667の好成績に加え、メインでも2勝と中身も濃い。一泡吹かせる場面があっても。

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