【エルムS】ナチュラルハイ魅力たっぷり
公開日:2024年7月30日 14:00 更新日:2024年7月30日 14:00
夏3戦目で重賞取り
北海道シリーズでオープンのダート千七は3鞍組まれている。函館の大沼S、マリーンS、そして今週のGⅢエルムSである。今年、このシリーズで②①着と勢いに乗って挑むのがナチュラルハイだ。
大沼Sは[7][8][6]から追い込んで②着。中1週のマリーンSは一転して[4][4][4]の好位から運び、直線で狭くなるところをはねのけて勝利を飾った。
松原助手が振り返る。
「両前脚の出に硬さがあり、ほぐれるのに時間がかかっていた馬なんですが、前走時は毎日、猛蔵(永野騎手)が乗ってくれて、そのほぐすまでの時間が短くなっていました。また、体が絞れていたのも良かったと思います」
その効果だろう。マリーンSはスタートしてから軽く促しただけで楽に4番手を確保。今までになく流れに乗れたのは大きかった。
中3週となる中間も前走時と同様の調整法。時間が許す限り、鞍上に永野の姿が。1週前追いはダート5F67秒4―38秒8、1F12秒7で併走馬に先着している。
松原助手も「北海道3戦目ですが、さらに調子が上がっている感じはします。充実している感じがしますね。今回の札幌は2戦2勝と相性がいいですし、いい形で臨めそうです」と手応えを掴んでいる。
また、異口同音に永野も「冬場より硬さがないので、夏馬かもしれません。前走はテンに出して行く形の競馬でも、自分が思っている以上に楽な形でポジションが取れました。あの競馬ができれば、重賞でも」と自身のJRAタイトル初制覇も視野に入ってきている。
21年スワーヴアラミスは前2戦を②①着ときて、最後のエルムSを勝ち切り、北海道シリーズを締めくくった。今年はナチュラルハイの番だ。