芝千二の北九州記念で幕を開けたナツコク。２週目となる今週はダートのＧⅢプロキオンＳがメインだ。開催日割の変更で今年は小倉千七ダートで施行される。登録馬は別掲の１９頭。

　注目は何といってもヤマニンウルス。４秒３差と圧巻のデビュー勝ちから３勝クラスまで無傷の４連勝。当初は５月京都の平安Ｓを予定していたが、裂蹄もあって自重。ここで復帰となった。中間は丹念に態勢をつくっており、デビュー戦がこの小倉千七ダート。Ｖ５でのタイトル取りが期待されている。

　ハピは２走前の天皇賞・春が競走中止。それでも前回の平安Ｓでは②着とダート戻りで地力をアピールした。砂重賞では上位を常ににぎわせてきた実力馬だけに、ここも楽しみ。

　唯一の３歳馬となるブルーサンは２月の交流重賞・雲取賞の勝ち馬で、鳳雛Ｓ②着と世代でも上位の実力がある。古馬と初対戦でどこまで迫るか。また、スレイマンは年明けの門司Ｓでは４馬身差の勝利を決めており、同舞台で巻き返しが期待できる。

　注目の無敗馬に歴戦のダート馬がどう挑むか。目が離せない一戦だ。