【2024年にデビューする新種牡馬紹介】④ミスターメロディ 貴重なスキャットダディの血を持つスプリンター

公開日:2024年6月6日 14:00 更新日:2024年6月6日 14:00

21年種付け頭数174頭

【現役時代成績】

17戦4勝②着3回③着1回。

●主な勝ち鞍 高松宮記念(19年GⅠ千二百㍍芝)、ファルコンS(18年GⅢ千四百㍍芝)

産駒は芝砂兼用で早い時期から走るスピードタイプか

 GⅠは1勝のみだが、初年度から種付け頭数は174頭→164頭→147頭と高い人気を誇っている。要因は魅力十分な血統面。同馬の父スキャットダディは米3冠馬ジャスティファイや欧州で種牡馬として活躍するノーネイネヴァーなどの父。7世代しか産駒を残せなかったが、活躍馬を多く出しており注目の血。スキャットダディの父がヨハネスブルクで、すでにこの血筋が日本の競馬で結果を出している点も好材料なのだろう。

 ここまで生産頭数は初年度が81頭、2年目が71頭と種付け数のわりに受胎率が低いが、それでも種付け料は初年度の100万円から150万と徐々にアップ。先日行われたJRAブリーズアップセールでは産駒のルミノハレブタイの22が牝馬最高額となる1950万円で落札。人気のほどがうかがえる。

 血統の傾向から産駒は早い時期から活躍するスピードタイプが多くなるか。ミスターメロディは芝のGⅠ馬だが、ダートでも2勝を挙げており、祖父ヨハネスブルクの産駒も芝砂兼用。産駒も芝砂問わずに活躍馬を出してきそうだ。

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