【チューリップ賞】タガノエルピーダ余力を残して1馬身半先着
公開日:2024年2月28日 14:00 更新日:2024年2月28日 14:00
栗東坂路で活発な動きを見せたのはタガノエルピーダ。開門から30分ほど経過した坂路で併走相手にラスト2F付近で無理なく合流。最後は軽く仕掛けただけで1馬身半突き放してみせた。存分に余力を残して4F51秒3の時計も申し分なし。攻め馬はよく見せるタイプとはいえ、満点といっていい。さすがは牡馬相手の朝日杯FSで③着だっただけのことはある。動きを見届けた斉藤崇師は「時計は速くなりましたが、先週よりひとつ良くなった感じですね。ええ、しっかり動ける態勢で競馬に行けます」ときっぱり。
坂路ではラヴァンダも目立つ動きで、4F50秒5、ラスト2F24秒4―12秒3。内めを通ったとはいえ、馬なりでこの時計だから脚力は凄い。攻め気配からすれば怖い一頭だ。
エラトーは坂路4F54秒8、ラスト2F25秒5―12秒4。間隔は少しあいたものの、脚さばきに軽さがあったのがいい。未勝利勝ち直後で勢いを感じさせた。
エポックヴィーナスは坂路4F54秒1、ラスト2F25秒1―12秒3と時計自体は平凡も、先週にコースでしっかりやっており、今週も動き自体はキビキビしていたのがいい。在厩調整を続けているが、テンションが上がっていないのも好感が持てる。
ワイドラトゥールは3週連続の騎乗となる北村友が手綱を取って坂路4F52秒4、ラスト2F24秒5―12秒1。楽に上がってきつつも、非常に切れのある動きで、今まさに絶好調を思わせるもの。申し分のない仕上がりだ。