【弥生賞ディープインパクト記念】ダノンエアズロック主役の座狙う
公開日:2024年2月27日 14:00 更新日:2024年2月27日 14:00
先週木曜はウッド1F11秒1をマーク
2戦2勝の素質馬ダノンエアズロックがクラシックに向けてここから始動する。
モーリス産駒で母はオーストラリアのGⅠを4勝した名牝モシーン。半姉に重賞3勝、ヴィクトリアマイル②着のプリモシーンがいる良血で、22年のセレクトセールでは4億9500万円の超高額で落札されたほどだ。
その期待通り、昨年6月に東京千八の新馬戦では1・4倍の断然人気に応えて快勝。その後は夏場を充電にあてて、2戦目には10月のアイビーSをチョイスした。
1番人気こそのちにホープフルSを勝つレガレイラに譲ったが、ここも2番手から横綱相撲で快勝。前半5F63秒1の超スローでも折り合う操縦性の良さを見せて、上がり32秒7をマークした。
少頭数とはいえ強敵相手にプラス20キロと馬体の成長を伴いながら勝利。大きな収穫を得て昨シーズンを終えて、春へと備えられた。
1月20日に放牧先から帰厩すると、ここ目標に順調な乗り込みを消化してきた。2週前にウッド5F64秒9―36秒0の好時計をマークし、先週も64秒9―35秒3、1F11秒1とパワフルな動きを披露している。
「雨で馬場が悪い中でもしっかりと反応していました。コーナーの加速はスムーズなのにフルスピードに入るとモタモタするのですが、それがこの馬の持ち味と見ています。加速ラップは維持できています」(堀師)
また、以前から陣営が口にしていたDDSP(ノドの症状)も、「レースを使うごとに解消されていて、22日の追い切りでは全く症状はありませんでした」なら心強い。
厩舎の1つ上の先輩タスティエーラは昨年のこのレースを勝って、皐月賞②着→ダービー制覇へとつなげた。
スケールの大きさではヒケを取らないダノンも勝って世代の主役に躍り出るか。楽しみなクラシック前哨戦だ。