【チューリップ賞】タガノエルピーダ勝って桜花賞へ
公開日:2024年2月27日 14:00 更新日:2024年2月27日 14:00
朝日杯FS③着は価値大
タガノエルピーダに注目だ。
昨秋のデビュー戦では好位につけると、最速の末脚を使って快勝した。続いて、暮れの阪神JFにエントリーしたが、抽選で除外。陣営は自己条件は考えず、1週スライドして朝日杯FSに向かった。
3枠5番からスタートを決めて、行きたいクチを行かせて3番手で進めた。そのまま4角を回り、直線で追い出されるとしぶとく脚を使った。ジャンタルマンタルの③着でゴールイン。
2F目から10秒9、10秒7のハイラップを刻んで、先行勢には厳しい展開だった。しかも、17頭中、牝馬はただ1頭。それだけに、この走りは高く評価したい。
レース後は放牧を挟んで王道路線のここへ。2月6日に戻り、順調に乗り込まれている。
9日に早くも坂路4F52秒9―12秒6をマークすると、14日にも53秒0―12秒4。そして、先週水曜はサウジ遠征中の団野に代わってルメートルが手綱を取り、52秒8―12秒5で余力十分に1馬身先着した。
斉藤崇師は「前の馬を見ながら最後はそれなりに脚を伸ばす感じで。道中の手応えは良かったし、つかまえに行く時の反応も良かったですね。抜け出してからもしっかり走っていました」と合格点ジャッジ。
前走のGⅠで好走したとはいえ、本賞金は400万円。桜花賞、そして先々に向けても、ここで勝ち負けに持ち込まなければならない。
「以前よりも腹回りがしっかりしたかなと思います。牝馬で敏感なところはありますが、イレ込んだ感じはない。競馬は上手。何とか権利を取って本番へ」
期待が膨らんでくる。